2020年4月14日
引き続き、新型コロナウィルス関連の情報をアップしていきます。
このブログをお読みいただいている皆さんのLINEアカウントにも、何度か厚生労働省のLINE調査が届いたと思います。
実際、このブログを読んでいる皆さんの中にも調査に参加された方が多いのではないでしょうか?
私のまわりの人のところにもやっぱり全員届いていて、その殆どの人がちゃんとアンケートに参加している様です。
やはり、日本人のLINE利用率って非常に多いですから、実態調査的な統計取るには最高のツールという事なんでしょう。
そう言う意味で、コロナ戦争終息に向けて有益な調査となり得ると感じている人が多く、少しでも役に立つならという気持ちになる人が多いのではないかと思います。
このLINE調査は、慶應義塾大学の医学部教授である宮田裕章氏が仕掛け人で行われたもので、昨日の記事で宮田裕章氏のブログで調査結果について、公開されていました。
↓その記事がこちらです。
https://note.com/vcca/n/n97aa3dc08c97
その情報の中から、私が一番注目するのが、
「本当は、日本人のどれだけの人に新型コロナウィルスの疑いのある症状が出ているのか」
という事だと思います。
今現在政府は、医療崩壊を回避するために、PCR検査数を抑えるという戦略を執っている訳ですが、すべからく政府が発表している陽性患者数と日本の本当の感染者数との乖離が、国民の危機感を鈍化させているという副作用を生んでるんじゃないかという声が結構上がって来ている訳です。
で、このLINEを使った調査をすることで、実態を把握し、国民に向けても危機感を提起しながら対策に繋げようというのが、この調査の目的なのではないでしょうか。
それで結果ですが、実に今回、8,300万人が調査対象となったようで(すごい数字ですよね〜!)、このうち実際に調査に参加されたのが、2,453万人と言うことでした。
この参加者のうち、4日以上発熱していると回答した、所謂コロナウィルス感染の疑いのある人が、全体の0.11%もいるという事が分かった訳です。
ようするに、2,453万人×0.11% で 2万6,983人。
ざっと日本の総人口で計算すると、実に約13万7,500人という数字がはじき出されたという事でした。
こういう事ですね。
まぁ、実際はこの中にはただの風邪や、インフルなど別に原因がある方もいる訳ですので、仮にこの人たちを全員検査したとしても実際の数字とはズレがあるはずです。
そこで、先日このブログでも紹介した、実際の検査数から出た陽性率をこれに当てはめて数字を出すという方法を考えて見ました。ちなみに現在2020年4月14日時点の陽性率が10.1%でした。
その数字がこちら。
約13万7,599人×10.1% = 約1万3,897人
という数字がはじき出される訳です。
正直言って、政府が発表している感染者数の10倍とか100倍とかが、実際には感染しているのでは?という様な疑問があったのですが、本日付で発表の国内の感染者数が、7,932人なので、これを加算しても、
約1万3,897人+7,932人 = 約2万7,397人
これが実際の日本の感染者数となります。
どうでしょうか?
実はそれほど乖離がないのかも?という印象です。(とは言っても3倍近くの数字になりますが…)
まぁ、実際の数字とどれだけズレがあるかは、神のみぞ知るという感じですが、ひとつの指標としては捉えても良いのではないでしょうか。