AppleMapの知られざる実力
2012年12月30日
さて、今年も残すところあと一日余りとなりました。
今年もウェブ制作を通じて、沢山の新しい出逢いをさせていただいて、
感謝せずにはいられない感じですね。
& 11月からあまりの忙しさに、ブログの更新に手が回りませんで、ごめんなさい。
という訳で、前々から書きたかった表題の記事です。
iPhone5の登場以来、いろんなところで話題を振りまいたAppleMapですが、
徐々に詳細地図の完成度も増してきているようで、時々開いては、眺めたりしていたのですが、
ここへ来てGoogleMap For iOSがついにリリースされたということで、
もうAppleMapなんて不要!と思っている方も多いのではないでしょうか?(笑
先日からちょくちょく慣れない街を車で走る機会がありまして、
いつもは、iPhoneのカーナビアプリ「全力案内」を使用しているのですが、
ふと、
AppleMapの経路案内機能をつかってみようかなと、思い立ちまして、
車を止めて立ち上げてみました。
まず、立ち上げてすぐ、カーナビとして使用するときの3D表示の臨場感に一発でやられてしまいました。
そう、立体感というより臨場感。
これは、実際に体験してみないと伝わりづらいと思うのですが、
目的地を決めて経路を選択し、出発ボタンをタッチして走り始めると、
平面の地図モードから、運転者の視点ビュー(実際には車の後方5m上方から進行方向を眺めている感じ)が、「超かっちょいいアニメーション」で切り替わります。
で、リアルタイムで自分の車の位置がスムーズに動きながら、ナビの距離表示も刻々と推移していく。
先ほど「臨場感」といったのは、このリアルタイムかつスムーズなアニメーションと、まるで「車の後方5m上方から進行方向を眺めている感じ」が相まって、運転中の状況認識の度合いが格段に増している感を覚えるためなのです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、これは情報端末という概念を越えていて、単純に自分の視界を拡げているという意味も含めて「能力拡張」という領域に踏み込んでいるのではないかと、思ったりする訳です。
やっぱり大袈裟ですって??
いやいや、使ってみれば分かりますって!!
あとは、単純にこの3D表示のおかげで、数百メール先で右左折する必要がある場合に、前もって画面上で確認できて運転していて不安感がなく、道を間違える確率も低くなるように思います。
← 3Dなので、数百メートル先の右左折地点が前もって分かりやすい
先日リリースされたGoogleMapのナビゲーション機能も試してみましたが、Appleのユーザー体験とは、かけ離れていている感が否めません。
ただ、もちろんマイナス面もありまして、AppleMapの場合、経路の選択支が3つ程度しかなく、詳細をちゃんとチェックしていかないと、以下のように「意味不明な迂回」をしている時がたまーにあります。
とはいえ、先にルートをしっかりチェックしておけば、普通のカーナビみたいにいちいち、リルートする必要もなく、リアルタイムで現在の地点からルートを表示してくれるので、実際にはそのまま突っ切ってしまえばノープロブレムです。
まぁ、その辺を鑑みると、短距離移動時のアシスタント的に使うのがいまのところ妥当かもしれませんが!
でも、普通に走っているだけでも、このAppleMapのナビ機能は楽しめますので、
まだ使ったことないひとは、ぜひ試してみてくださいね。
自分的には、徒歩や静止状態で使うならGoogleMap、カーナビとして近距離移動する場合はAppleMapというように使い分ける方向で、利用しようと思っています。